【第16話】その一言が、止めてくれた|ひとりで抱え込まなくていい

「大丈夫」と思っていたのに、不安は突然やってくる

就労継続支援B型事業所「はたらく森」に通い始めてから、少しずつ生活が安定してきたAさん。

毎日通所できるようになり、

「このまま続けられそう」

そんな手応えも感じていました。

しかし、ある日、友人との何気ない会話がきっかけで心が大きく揺れ始めます。


友人の一言で、不安が膨らんでしまった

友人から、

「最近どう?ちゃんとやれてる?」

と聞かれたAさん。

悪気のない言葉だと分かっていても、なぜか心がざわつきました。

うまく説明できない不安。

言葉にできない焦り。

その日から気持ちが不安定になり、頭の中は不安でいっぱいになってしまいました。


気づけば大量の薬を注文していた

不安な気持ちが止まらないまま過ごしていたある日。

Aさんはインターネットで大量の薬を注文してしまいます。

購入ボタンを押した後、

「なんでこんなことをしてしまったんだろう…」

と後悔しました。

本当は誰かに相談したかった。

でも、

「こんなことを話したら迷惑をかけるかもしれない」

そんな思いから、一人で抱え込んでいました。


支援員にも言えなかった本音

はたらく森で面談の時間になっても、

「何か心配なことはない?」

という支援員の問いかけに、

「言えない…」

「こんなこと相談できない…」

と、本音を隠してしまいます。

自分の中で解決しなければいけない。

そう思い込んでいたのです。


支援員の一言が、Aさんを止めた

しばらく沈黙が続いた後、Aさんは勇気を出して話しました。

「実は…ネットで薬をたくさん買ってしまって…」

その話を聞いた支援員は、すぐにこう伝えました。

「それはダメだよ!」

そして続けて、

「あなたを信じてくれた先生も、自分自身も裏切ることになるよ」

と真剣に向き合ってくれました。

優しいだけではなく、本当に必要な言葉を伝えてくれたのです。

その一言が、Aさんの行動を止めてくれました。


一緒に返品手続きをした日

翌日、Aさんは購入した薬を持ってはたらく森へ向かいました。

支援員は責めることなく、

「よく持ってきてくれたね」

と声をかけてくれました。

そして一緒に返品手続きを進めることに。

一人ではどうしていいか分からなかったことも、誰かと一緒なら解決できる。

Aさんはそう実感しました。


本気で向き合ってくれる人がいる

今回の出来事を通してAさんは気づきます。

不安や悩みを抱えることは悪いことではない。

大切なのは、一人で抱え込まないこと。

そして、本気で向き合ってくれる人がいること。

支援員の言葉や行動によって、

「ちゃんと向き合っていきたい」

と思えるようになりました。


就労継続支援B型事業所は、働く前の安心できる居場所

就労継続支援B型事業所は、働くための訓練だけを行う場所ではありません。

  • 不安や悩みを相談できる
  • 自分の気持ちを整理できる
  • 自分のペースで前に進める
  • 支援員と一緒に課題を考えられる

そんな「安心できる居場所」でもあります。

はたらく森では、一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、その人らしい未来を一緒に考えています。


まとめ|どんな気持ちの時でも、ひとりで抱え込まなくていい

不安になる日もある。

気持ちが揺れる日もある。

誰にも言えない悩みを抱えてしまうこともあるかもしれません。

そんな時は、一人で抱え込まなくて大丈夫です。

はたらく森は、あなたの気持ちに寄り添い、一緒に考える場所です。

どんな気持ちの時でも、ひとりで抱え込まなくていい。

その一言が、あなたの未来を守るきっかけになるかもしれません。